相談薬局 太海堂漢方

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がん治療について

がん克服の運動 ③

前々回では、がん細胞の発生の元になっている『筋肉の凝り・萎縮➡血流悪化➡虚血(酸欠)➡細胞の代謝異常・炎症と免疫異常➡細胞のがん化』これを断ち切るために運動の大切さ。
 
 前回では、運動をすることで筋肉・脂肪から全身に放出される『体内メッセージ物質』が免疫網の正常化を取り戻し、がん再発の芽を断ち切るきっかけを作る。
など身体の筋肉を動かし、少しでも運動を継続することの大切さを伝えてきました。 
 
今回は、がんの進行に大きく影響を与える体内の炎症(がん塊周囲の慢性炎症)をどのようにして断ち切るか?(今、世界中のがん研究の一番大きなテーマになっています。)そこに大きく関わっている要因の1つが運動(筋肉をどのくらい動かし、どのように使っていくか)だと言う事が具体的に解かってきました。
以前から、運動をして身体を動かすことで、血流アップ。 筋肉などの萎縮がほぐれる。 免疫細胞が全身に巡りやすくなる。 がん細胞の代謝(酸欠状態)が改善される。 自律神経が整い免疫も改善される。などこれらと密接に関わっていることは誰もが良く解かっていることだと思います。
それに加えて、今回のテーマ、運動はがん悪化・再発の芽を断ち切るための重要ポイント『体内の炎症を抑える』働きに優れていると言う事です。
 がん治療で、良くなっていく、悪くなっていく、の大きな分かれ目になってくるのは、『体内の炎症をいかにして改善できるか』にかかってきます。
ここが、がんの増殖・転移・再発の芽を断ち切るポイントです。
食事にしても抗炎症・抗酸化作用のあるものがすすめられています。
抗ガン剤は、がん細胞は叩きますが、体内の炎症は逆に悪化させてしまいます。
 多くのがん治療の方々を長く見てきて、良くなっていった方々に共通している事として強く感じることの1つが、がん治療中やその後もよく身体を動かし、運動し続けている人が多いと言うことです。
運動することで実際に筋肉や脂肪から抗炎症に作用する物質(アイリシンなど)が何種類もどんどん体内に分泌されることが証明されています。これからさらにそう言う物質が解明されていくと思います。
運動をすることで、体内にそれらの物質がいくつも作用して、抗炎症、免疫正常化に働きます。
逆に身体を動かすことをやめてしまうと、がん細胞が増殖するために、筋肉を溶かす物質を出し続け、骨格筋が痩せこけて萎縮してしまい、体内炎症はさらに進行して水が溜まってしまいます。(がん悪液質)
 がん治療のほとんどは、『がん=病院の治療または最先端治療のみ』になってしまって、自身の体内のがん要因(ストレスによる萎縮➡血流悪化による虚血・酸欠➡体内炎症の亢進➡免疫低下)の改善には目が向いていないのが現状です。
     必ず、運動を心がけて、できるだけ身体を動かしてください。    
①家の階段の昇り降り。又は踏み台昇降。
はじめはゆっくり少し脈が速くなる程度・呼吸が少し乱れる程度でやりはじめる。続けて行っていくうちに早さも、回数もアップしていけるようになってきます。
②猫のポーズ。
四つん這いになり、ゆっくり背中を丸めたり、そらす。身体の中でも一番大きな筋肉群の脊柱起立筋をほぐし、内臓を動かし筋膜もほぐれてくるように、できるだけおおきくゆっくり呼吸を意識して行う。
③三角のポーズ。
両足をやや広めに開いて、両腕を真横に開き、身体を横にゆっくり倒していく。その際、胴体が前方に傾き過ぎないようにする。又は、ひねりを加えて反対の手を反対の足首に近づけるように胴体を倒していく。
④その場でジャンプ。
はじめはゆっくり10回くらい、膝と足首をしっかり曲げることを意識してジャンプしてください。手で壁など支えにして行っても良いです。慣れてきたら回数も増やして大きくジャンプできるようになります。
⑤その場で太もも上げ。
はじめはゆっくり10回くらい片足づつ、太ももを交互に胸の方へ引き上げる。その際、しっかり胸の方へひきつけて、反対足はなるべく膝を真っ直ぐ伸ばす。両手は壁など支えにしても良い。慣れてきたら回数もスピードもアップ出来てきます。

  • 運動の大切さは、皆さん解かっていることだと思いますが、何回も読み直して、繰り返し実行してください。がん治療の担当医もこの様な内容は解かっていることだと思います。しかし治療中の患者様にこのようなことを指導するお医者さんはほとんどいません。運動の大切さの認識の深さが甘いのです。これが日本のがん治療の現状です。

なので自身でしっかり認識して実行してください。
 
話はそれますが、どの世界でも超一流の人は、基礎になることを繰り返し継続し、どんな時も決して怠らないと言われます。どうして超一流の人はその基礎になる鍛錬だけは絶対に怠らないのでしょうか?その大切さの認識の深さ・理解度が一般の人とは違うのです。どんな状況になっても見えないところで、それだけは信じて繰り返しているのです。違いはそれだけです。しかし、たったこれだけの違いが繰り返し継続されることで大きな違いとしてあらわれてきます。
 
運動の計り知れない効果をしっかり認識して、繰り返し継続して、
少しでもより多く身体を動かしてください。

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