2008/12/01
脳-神経(精神面)の働きについて、食べ物(栄養面)、漢方(脾〈お腹〉と腎〈下半身・骨格筋〉を補う)、呼吸法、また、セロトニンなどの脳内物質についてお話しましたが、今回は大切なことをまとめて書きました。
★睡眠のリズム・血流の勢い・食欲・目の神経-首-肩のこり……漢方薬など、効果的。
★栄養素としてカルシウム(ミネラル)を毎日、しっかり補う……天然のカルシウム(ミネラル)剤をすすめています。
★細胞のエネルギー産生アップ(基礎代謝・基礎体力アップ)、体温アップ……ニンニク熟成液などすすめています。
★脳を虚血させない(特に下半身を温めて動かし、第2の心臓と言われるふくらはぎを鍛える。)……体操・呼吸法など。
★生活習慣として…腹式呼吸、朝食を食べる(少しでもOK)、お米(雑穀)を主食にする。
★その他、脳内や中枢の働きの正常化のために……イチョウエキスや、エゾウコギなども効果的。
神経(精神面)の症状の特徴は、急変したり、全身の様々な症状として現れて、なかなか元にもどりにくく、時間がかかることです。長い間の原因で、悪化していますので、改善してくるまでに必ず時間がかかるのです。カゼみたいにすぐにと言う訳にはいかないのです。急激に最悪の状態にもなるし、その逆もあります。( 気の特徴・変化が激しい)。しかし、どんなに悪化しても、くり返しても根気強く、あきらめないで毎日、毎日、少しづつ、上記のやれることを続けることです。体・神経の母体(陰液)は毎日毎日が大切。( 陰(基礎)の特徴・毎日コツコツしかない)良くしていくことは、簡単ではないですが、「治る」か「治らない」だけで、あきらめないで、少しづつ、少しづつ、今日よりも明日が少しでも改善するように…。時間もかかる、何回もくり返す、急激に悪化する。でも気がついたら過去を笑える日が、きっと来ると思います。
なっている原因、今苦しんでいる症状、改善方法はそれぞれ一人一人ちがいます。
ぜひ、お店に来てお話をお聞かせ下さい。病院の治療、漢方薬、生活面、家族とのかかわり方など、トータルでアドバイス致します。
人間の感情の基本には「快」を主るドーパミン、「不快」を主るノルアドレナリン、心の安定バランスを主るセロトニンなどがあります。特にセロトニン神経の活性化は、心とからだの元気に不可欠です。また、夜の睡眠に不可欠なメラトニン(体内ホルモン)にとってもセロトニンが大切。脳内物質のセロトニンの働きは第一に心・気持ちの安定化です。悩み、不安、怒り、過去のこと、感情、思考力、判断力、など、すべてセロトニンの働きで左右されます。
その他、自律神経に作用して、寝おきや体のだるさ、体温、免疫力などや運動神経に作用して抗重筋力に働きかけ(首筋・背骨の周囲・下肢の筋肉・まぶた・顔面の筋肉)、たるみやこり、また便秘・下痢など、また痛みに対する感覚を左右する。セロトニン神経が弱くなっている人は、あちこちに痛みを訴える。
セロトニンの材料は必須アノミ酸のトリプトファンです。このトリプトファンはバナナ、大豆、ごま、小麦胚芽、かつお節、乳製品などに多く含まれている。動物性タンパク質のとりすぎは逆にセロトニン合成を妨げる。野菜などにも含まれていますので、神経質にならなくてもよいが、むしろこれらを代謝するときに必要なカルシウム(ミネラル)剤やそれらの栄養を運ぶ、毛細血管の血流を良くし、脳内血流を保つことが大切。常に脳にエネルギーの源であるブドウ糖や酸素を運ぶためにも脳内血流は大切。←下半身特にふくらはぎ(第2の心臓)の強化、足浴、半身浴、また血流を促す養生品をすすめています。
セロトニン神経の活性化法は
(1)朝の太陽の光をあびる…目の網膜に入った光信号がセロトニン神経を活性化する。
(2)リズム運動…20〜30分程度、歩いたりストレッチなど体を動かす。(その際だらだらしないで、意識を集中させること。)
(3)呼吸法…前回パート.を参考に朝、少し早く起きて、呼吸に意識を集中させ、体を適度に運動し、そして朝食(ごはん)をよくかんで食べよう。(朝早いうちに脳全体にセロトニンを分泌させよう。)
夜睡眠に必要なメラトニンはセロトニンから作られる。(トリプトファン→セロトニン→メラトニン)日中にしっかり体を動かし、セロトニンが充分に作られていることが大切になる。メラトニンは夜に必要なホルモンで睡眠作用以外にも抗酸化作用、抗加齢(アンチエイジング)、成長ホルモンの生成を刺激する働き、心臓血管系を保護したり免疫力にも不可欠なホルモンです。肌や内臓、血管を若々しく保つのに不可欠。
○過度のストレスは、ストレスホルモンであるコルチゾール(副腎皮質ホルモン)を分泌し、 セロトニン神経を弱らせる。
○過度の疲労も、脳の中に乳酸(疲労物質)を増やし、セロトニン量を下げてしまうので注意。
セロトニンに関する受容体の数が改善されてくるのに、最低3ヶ月かかるので、上記の活性法を毎日の習慣にとり入れて、カルシウム(ミネラル)をしっかり補い、脳内が虚血しないように、下半身を温かくして、よく動かし血の巡りをUPさせることです。
からだの働きや、思考力・感情など精神的な働きは、毎日の食事 や 呼吸の仕方 で変わりますか?
食事については、パートUで毎日の食事で働きが変わると言いました。ポイントはお米(雑穀)とみそ汁(特に朝食の大切さ)、それとカルシウム(ミネラル)補給がポイントでした。食事は数日、水は数時間、空気(呼吸)は数分止まると生命に関わります。ふだん無意識にしている呼吸がいかに影響を及ぼすか、明確だと思います。たったの数分で致命的なのです。特に一番先に脳(神経)に影響を及ぼします。常に酸素(清気)を必要としているのです。
呼吸で大切なことは、体内で生じた濁気と外の清気をしっかり入れかえることです。それには肺呼吸(口呼吸)の浅い呼吸ではなく、腹式呼吸によって、体内の奥底にまで、空気を引き込むことが大切です。体内にこもったままの気は濁気となり邪となります。腹式呼吸で、清気を奥深くまで入れかえることができれば、自律神経に作用し、からだの奥部(深部)の筋肉・血管をほぐし、血液の巡りを良くします。心身をリラックスさせ経絡を伸び伸びさせます。からだも脳・神経の働きもより良い状態になり、パワーがでます。からだや精神面などの状態が悪い人または、悪くなっているときは、必ず呼吸は浅く・早くなっています。体奥の気が入れかわらずよどんだままだと絶対に気力・パワーがでないのです。
ふだん無意識に行っている呼吸を意識して行いましょう。(腹式呼吸―腎の納気作用)
まずしっかり、息を吐くこと、その際お腹をできるだけ凹せて、肛門をギュッとしめることです。その後は、口からではなく鼻から息を吸い込みます。鼻から入れることで呼吸に、ため(抵抗)をつくり、空気を引き込むためにお腹の力を必要とします。このお腹の力が、使われ、鍛えられることがとても重要です。口から吸い込むと、ため(抵抗)がなく腹力を必要とせず、浅い肺呼吸になります。
ポイントは(1)お腹をできるだけ強く、凹たり凸たりする。(2)息は鼻から吸う。(3)肛門をギュッとしめる。空気(酸素)をしっかり体奥部までとり入れるには、肺よりむしろ腹力・腰まわりの筋力(腎の納気作用)が大切なのです。
夜、寝ているときに鼻でしっかりスースーと呼吸している子供は将来が楽しみです。逆に口で呼吸していたら、鼻をしっかり治療して下さい。現代人は鼻が弱く、副鼻腔炎・蓄膿症が多くなっています。鼻の悪化→口呼吸→全身の弱りにつながります。